更新がないときはこちらをどうぞ。ただのボヤきですが。 https://twitter.com/Gustnotch1999

一周忌

 和泉宏隆が世を去ってちょうど一年が経ちました。

 先日ブルーノート東京でメモリアルライブが開催され、その配信を見たんですが、アンコール最後の曲がケープライトでした。これは2003年の厚生年金会館での演奏ですが、やはりこの曲はいいですね…。こういう寂寥感のあるバラードこそ和泉宏隆の真骨頂だったと思うんですよ(個人の意見です)。

 なんか色々書こうと思ってたんですが、書けない。

www.youtube.com

WEST SIDE STORY(映画)

昨日WEST SIDE STORYを観に行ってきました。
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/westsidestory
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これまで数えるほどしか洋画を観に行ったことのない自分ですが、これは特別と言ってもいいでしょう。

かつて高校生だった頃、吹奏楽部のコンサートでやると言うので、なんだかよく分からないまま演奏させられたという実に中身のない出会いだったわけですが(当然ミュージカルも映画も観たことがなかった)、これが切っ掛けで今でも折に触れて聴き続けている音楽なんですよ。

そう、当時の自分にとっては何もかもが新しかった。なんだこのリズム。なんだこの和音。なんだかよく分からん。分からんが格好いいぞこれ。

レナード・バーンスタインの音楽に魅せられた自分は、高校生程度の小遣いで買うには高過ぎる2枚組CDを買って聴き、大人になってからは映画のDVDを買い、オッサンになってからは劇団四季のミュージカルを観て、そして今年新たに映画化され公開されたものを観たわけです。
どんだけ好きなんだよ。

ここまで音楽の話しかしていませんが、ストーリーも好きですよ?憎しみの連鎖で結局は不幸になってしまう。そうなって初めて歩み寄れるようになるラストシーン。やるせないですね。

そうそう今回吹き替え版の方を観たんですが、歌唱シーンはオリジナル音声という昔ながらの手法だったんですが、声的に切り替えにあまり違和感は感じませんでした。
ただミュージカル版は全編日本語ですし、サウンド・オブ・ミュージックの最新吹き替えのように歌唱シーンも丸ごと吹き替えてるものもあることですし、それにならって全部吹き替えても良かったのでは?とは思いました。

最近の映画のような高精細なCGによるスペクタクルなんかはまったくありませんが(当たり前だが)、当時のアメリカを再現した異様にリアルなセットと演者の熱演、キレッキレのダンスシーンと見所聴き所満載です。
さあみんなすぐに観に行くんだ!

東京駅開業100周年(7年ちょっと前の話)

2014年12月20日に東京駅が開業100周年を迎えたのはまだ記憶に新しいところですが。いや新しいですよね。新しいんですよ。

当時記念Suicaが発売されたのはいいんですが、あまりにも購入希望者が多すぎてトラブルになり、結局購入希望者全員が買えるようになったわけなんですが。

買い逃しましてね。

正確には申し込みはしました。購入申込書は実家に届いてはいたんですが、届いたタイミングがすでに長野に転居していた後でして、実家に帰るタイミングで届いていた申込書の封を開けたらすでに購入可能期間が終わっていたというなんとも無慈悲な結果でしてね。

ご縁がなかったとあきらめていたのですが。

職場の人が複数購入していて、今になって1枚譲ってくれるというなんともラッキーな出来事が。

こちらでございます。f:id:yoshihara999:20220204185110j:plainf:id:yoshihara999:20220204185132j:plain

いやー写真で見てはいましたが実物はいいですね…。

さらば東京ラーメンマリオン

我が故郷こと北区十条はここ何年かで再開発のビッグウェーブが来ておりまして、再開発に伴う区画整理のため立ち退きが相次いでいました。
十条に降り立つ度に更地が増えている。
ついでに道路の拡張工事なんかもありまして、長年通っていた東十条の名店、東京ラーメンマリオンが2022年2月5日(土)を持って閉店するというニュースが舞い込んで来ました。神も仏もないのか。
松戸に引っ越して以来足が遠退いていたんですが(長野に居た頃は帰省の度に食べに行っていた)、我が人生最良のラーメンに別れを告げるため、仕事帰りに東十条に降り立ちました。
そしていつものラーメンとにぎり注文。一言で言って最高。他に言葉は要らない。
十条には他にも名店がいっぱいありましたが、再開発の波にのまれていきました。おまえも時の流れの中に消えてゆくのかマリオン。
いや、またどこかで会えると信じているぞマリオン。だからとりあえずのさよならだ。f:id:yoshihara999:20220203194341j:plain
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あけおめ

もう大分遅いですが一応書いておきます。
2021年も引き続き引きこもり推奨イヤーとなったわけですが昨年中の印象的な出来事というとまじでファイナルファンタジーXIVの事しか思い出せません。
他は銀河鉄道999シネマコンサートと、米沢まで米沢ラーメンと米沢牛を食べに行ったことでしょうか。
あと多数のミュージシャンが世を去っていきました。村上ポンタ秀一和田アキラ菅沼孝三すぎやまこういち、そして和泉宏隆
心休まる暇がないですな。
今年も引き続き聞きたくない情報には耳を塞いで出来るだけ心の平穏を保ちつつ生きていきたい所存です。

ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ(ネタバレの類なし)

 ファイナルファンタジーXIVが完結しました。

 旧作から数えてもう10年ぐらい続いてるストーリーがとうとう完結したんですよ。拡張パック併せて全部でRPG5本分。なんと長いストーリーでしょうか。いやストーリーが終わっただけでやることは山のようにあるんですけど。今後も別のストーリーが始まる予定はありますし、まだまだ遊べそうです。

 こんなご時世じゃなければ、そしてWOWOWでやってた「光のお父さん」を偶然見なければこのゲームを遊ぶこともなかったんだろうなと思うと色々感慨深いです。

 しかしまあプレイヤーが増えすぎてソフトの販売もフリートライアルのダウンロードも停止するって前代未聞じゃあないでしょうか。しかも出来が悪すぎるのを公式に認めた上、一度はサービス終了してるゲームですよこれ。もうゲーム史に刻まれていい。

 個人的にも過去最高のファイナルファンタジーで、そしてRPGだったかなと思います。後追いで始めたゲームだったので、一番好きな拡張パック「蒼天のイシュガルド」登場にリアルタイムで立ち会うことが出来なかったのだけが残念ですが、完結編の登場に立ち会えたことに感謝です。

 よくもまあこんなゲームを作ってくれたものです。本当に感謝以外ないですね。

 ここでまたさあみんなもFF14遊ぼうぜと言いたいところですが、人が増えすぎてサーバーがこれ以上持たないので、ソフト販売もフリートライアルも停止という前代未聞の状況です。世界的な半導体不足でサーバー増やそうにも増やせない状況らしいです。

 しかし新規登録受け付け再開の折りにはManaのTitanサーバーでお待ちしておりますので是非お越しください。

 いや本当にいいゲームだ。

銀河鉄道999と俺

 銀河鉄道999は保育園の頃、テレビでやってたのを見てました。嫌々。

 そう、嫌いだったんです。兄が見るというので仕方なく見てたのです。弟は兄には逆らえないのです。

 なぜ嫌いだったかというとですね……怖いからです。

 全体的に暗めの色調だし、やおらガイコツがばーんと出てきたりするしで怖い。

 テレビスペシャル「ガラスのクレア」なんかは今見ても心臓によろしくない。

 蒸気機関車は好きだったんですけどね。

 

 そんなある時、何故かイケメン化した鉄郎が出ている999が放送されていました。言うまでもなく劇場版999ですね。あれも最後プロメシュームの顔が崩れて機械の素顔が出るのが怖くて、やっぱり999怖い病は続いたのでした。

 

 そして去る1981年の夏、母方の田舎に遊びに行っていた自分は、従姉と兄たちが999の映画見に行こうぜと言い始めるのを聴いていました。999怖い病が治ってなかった自分は市民プールの方がいいと言いましたが、じゃあ晴れたらプール、雨だったら999にしようと言われ承諾したわけですが、後から考えたら天気予報的には選択の余地はなかったわけですね。はめやがったなちきしょう。

 そして市内の映画館まで連れ立って見に行ったんですが、これがまた中々の行列。入場時間が迫ると主題歌「SAYONARA」が流れたのを覚えています。

 そう「SAYONARA」。え、これ999の歌?なんか今までと全然雰囲気違うしさよなら以外何言ってるか全然わかんないぞ。でも何故か凄く耳に残る…。

 そして入場が始まり上映が始まり、エンディングの訳詞字幕付でSAYONARAを聴き終えた後にはもう999のこと以外まったく頭になかった自分がいました。

 自分が覚えている限り、これが人生で初めての長編映画観賞だったと思います。

 「さよなら銀河鉄道999アンドロメダ終着駅ー」

 999怖い病に対する特効薬でした。

 ところで当時はビデオデッキの普及率も低く、映画館以外で映画を見ようと思ったらいつ放送されるかわからないテレビ放送を待つ以外方法がなく、てっとり早い代替え手段としてはノベライズやらフィルムコミックやらに手を出すしかありませんでした。

 それも子供の小遣いでは分冊上下巻のうち上巻しか買えず、結局下巻は今に至るまで読んだことがありません。またフィルムコミックは図書館で読めましたが4分冊分のうち途中の1冊しか置いてないという体たらくでした。

 この頃の劇場版999への渇望が中学時代にサントラを買い、原作漫画豪華版※を全巻揃え、レンタルビデオで何度も見直した上に、大人になってからはDVDを買いBlu-rayを買い、今また4K版に手を出そうとさせているわけです。

 恐らく今後もソフトがアップデートされる限り新しいものを購入すると思います。

 これは言ってみれば刷り込みです。銀河鉄道999は青春の幻影などではなく、自分にとっては幼少期の原体験だったのです。

 

 あれから40年が経った2021年現在、さよなら銀河鉄道999の続編の漫画、「銀河鉄道999アルティメットジャーニー」が連載中です。原作者松本零士ではなく、島崎譲の執筆によって。原作者自身の続編は頓挫して久しいのですが、こちらは順調に連載継続しておりまして、原作エターナル篇の要素を取り込みつつもオリジナルの展開をみせる熱い漫画となっております。今度こそ無事終着駅にたどりつけることを祈っております。

 

 だからみんなもアマプラでもなんでもいいから999見ようぜ。楽しいぞ。SAYONARA聴いてしんみりしよう。

 

 ※買い集めていたのは1989年の頃でしたが、当時は完結済みコミックスをでかいハードカバー装丁で発売しなおすのがトレンドでした。確か1冊1,000円ぐらいしたと思いますが、バブル期だったので何もかもが豪華主義だったわけですな。中学生ごときの小遣いでは全巻揃えるのに半年以上はかかった気がします。