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幻影

 年度末送別会でバンド演奏することになったのは以前のエントリーでも話しましたが、楽器演奏できる人がそこそこいるのはいいんですがベーシストがまったくの不在でして、一応ベース1本持ってる身としては、バンドの土台をおろそかにするわけにはいかないので志願してベース弾きをやっているわけです。

 

 この職場バンドには以前はベーシストが居たんですが、3年半ほど前に因果地平の彼方へ旅立ってしまいました。

 同期で、同い年で、当時は月1回は土曜日にスタジオ練習に行くほどの仲でした。同じ課に所属していた同僚のギター弾きと3人で。

 言ってみればこのベース演奏も半分は彼の供養のつもりです。

 

 亡くなった人が夢枕に立つ話というのはよく聴く話ではありますが、先日2回目の遭遇がありました。おまえまだ地上にいんのかよ。いや面白がって様子を見に来たか、うらやましがって冷やかしに来たかの気もしますが。

 またやろうぜ。と声をかけるとうっすらと笑いながらふっと消えて行きました。

 まぁ夢なんて願望やら妄想の産物の気もしますが、彼の幻影に再会できただけでなんとなく満足した気になりました。

 我ながら何を書いているんでしょうか。多分忘れないうちに記録に残しておきたいような気がしてるのかもしれません。