更新がないときはこちらをどうぞ。ただのボヤきですが。 https://twitter.com/Gustnotch1999

遅いあけおめ

 最近は主についったでつらつらと書いているので大分更新頻度が下がってて、もう書かんでもいいかなぐらいの気持ちにはなっているんですが、さすがに最新のエントリが例の死産ゲームってどうなのよ、と思いまして書くことにしました。

 

 2023年は前半が非常にキツい出来事ばかりだったんですが後半はおおむねいい感じに過ごせたと思っています。なんせ4年ぶりの呑み歩き!キャンプ!糸魚川!そして元職場の人たちにも会えました。

 このまま2024年もいい感じに過ごしたいと思ってましたが元旦からアレですよ。実家に居たんですが、居続けるとずっとテレビ見せられて気分の下方修正に歯止めがかからなくなるのでさっさと自宅に退散しました。

 1月はもはや何をして過ごしていたのか思い出せない。いやFF14は遊んでいたけれど。1月最後の週末は有給と組み合わせてまた函館までメシ食いに行ってきました。函館最高。またいい喫茶店発見しちゃった。

 前回12月に訪問した時は温暖化の影響でついに活イカを食べることが出来ませんでした。ならばもっと時期を遅らせて厳冬期に行ってやらあ!となったんですがこれが大正解。厳冬期にも関わらずほぼ雪が積もっておらず(歩道の片隅に寄せてある残雪程度)、ああ今回も俺の活イカは夢幻と消えたかと思いましたが、無事活イカにありつくことが出来ました。ヤリイカ最高。

 今年も積極的にうまいものを求めて旅をしようと思います。

 次はまた米沢牛がいいな!

 今年もよろしくお願いします。

さらばスチームパイロッツ

 つい先程スチームパイロッツというゲームが死にました。

 正確には生まれてくることが出来ませんでした。

 タイトルロゴとキャラクターのデザイン画とゲーム中のスクリーンショット数点を残して。

 https://www.makuake.com/project/msart_games/

 

 2019年に企画が立ち上がり、クラウドファンディングで資金調達、2020年の発売予定でしたが、諸々の事情で延期に次ぐ延期となり、クラウドファンディングサイト側によってプロジェクトそのものが終了となりました。

 

 諸々の事情とは言いましたが、これまでに開発資金未払いによるゲーム制作会社の離脱、それに伴う訴訟、プロジェクト実行者による反訴、デザイナーの離脱とまったく笑えない出来事が次々と起こりました。

 中でも致命的なのは、開発の中核をなすゲーム制作会社の離脱でしょうか。本件は大金が動くビジネスであるにも関わらず契約書を作成しなかったという企業としてあまりにも脇腹の甘すぎる対応には首をかしげざるを得ませんが、それはそれとして現在に至るまで開発資金は支払われていません。

 契約書の件はさておいて、クラウドファンディングサイトには用途としてゲーム開発費と謳われているので、世間一般の常識で考えればクラウドファンディング資金の相当額がゲーム制作会社に支払われるはずだと考えますよね。

 ちなみにクラウドファンディングは2回実施され、1000万円を超える金額を達成し、うち800万程度がプロジェクト実行者へ支払われているとのこと。

 

 で、その資金どこに行った?

 

 資金の明細については本来プロジェクト実行者に報告の義務があるはずで、支援者からも報告を求められているにも関わらずこれまで一度も報告されていません。

 またプロジェクト実行者はゲーム制作会社からの訴訟アナウンスから程なくして、ツイッターアカウントに鍵を掛けて相互フォロワー以外閲覧不可となりました。さらに毎年欠かさず参加していたはずの東京ゲーム音楽ショーにも以後参加していません。

 

 後ろ暗いところがないならば堂々としていればいいと思うんですがつまりはそういうことなんだな?

 

 なおプロジェクト実行者によれば、離脱したゲーム制作会社の成果物は受け取らず、後任の担当者によって開発続行(つまり一から作り直し)しているため完成をお待ちくださいとのこと。担当者交代後はスクリーンショットの1枚も公開されておりません。

 そしてことここに至り、とうとう痺れを切らせたクラウドファンディングサイト側が支援者への代理返金対応に踏み切りました。返金対応の受付は2023年9月8日まで。

 これをもって当該プロジェクトは強制終了。今後はクラウドファンディングサイトでは取り扱わず、プロジェクト実行者の個人プロジェクトとなります。で、いつ完成するんだい?当初予定されていたゲームとは違うものなど今さら欲しいとも思わないが。

 ちなみに自分も8,000円出資しました。正直返金に関してはあきらめていましたし勉強代だと思っていましたが、返金希望をすることにしました。返金希望をしないことによりゲーム制作続行を希望しているとは思われたくないのです。

 本件はゲーム制作におけるクラウドファンディングの悪しき前例として長く語り継がれることになるでしょう。でけえ傷跡だな。

 支援者側としてはこれにて一件落着と言えますが、プロジェクト実行者とゲーム制作会社の訴訟は継続中なので定期的に注視していきたいと思います。クラウドファンディングサイト側代理返金の回収事案も発生することでしょうし。

 ほんとでけえ傷跡だなしかし。

 さらばスチームパイロッツ。結局君とは一度も会えなかったことが残念だ。

アナログ回帰

 先日レコードプレーヤーを買ったのでレコード収拾が新たな趣味として加わりました。見えている底無し沼。 

 以前からレコードプレーヤー欲しいとは思っていたんですが置き場所やらスピーカーなんかの問題でずっと踏み切れずにいたんですよ。

 そこへオーディオテクニカサウンドバーガーが復刻してて、しかも中々音がいいと聞いてこれだ!と。

 こんな小さいプレーヤーならスピーカーもBluetoothので充分だろ…とBOSEのスピーカーに接続してみたらこれがまあ大当たり。今はバッテリー節約のために有線接続しています。

 それで実家に置いてあったレコードを回収したり、近所のハードオフで買ったり、近場のディスクユニオンで買ったり、遠出のついでに出先のディスクユニオンで買ったりして着実に増えているわけです。主に80年代アニソンのレコードが中心です。

 80年代アニソンはアナログからデジタルへの移行期で、CD化したはいいものの残念音質でついでに廃盤になってたり、そもそもCD化すらしてないのもあったりするので、もう一度聴こうと思ったら…まあ今日日ぐぐれば出てきたりもするわけですが、ちゃんと聴きたいわけなんですよ。

 とは言え無節操に収拾したいわけじゃないんですが、気がついたら山のようになっていた…なんてことにもなりかねないので気をつけようとは思います。気をつけよう。

 これまでに増えたレコードは適当についったのボヤきをご覧ください。

LIVE STAGE「ぼっち・ざ・ろっく!」

 昨年末から自分を狂わせているアニメと言えば「ぼっち・ざ・ろっく!」ですが、昨日新宿まで標題の公演を観に行きました。

 https://bocchi.rocks/stage/

 つまり実写版。しかもアニメの中の人がやるというブ○ロードお得意の公演ではなく、まったく別のキャスティング。

 普段なら実写なだけなら観に行く必要もあるまいて、と思うところですが、キャスト全員が実際にバンド演奏するとなれば興味津々ですよ。どんな逸材拾ってきたんだよ。

 鑑賞後。

 これは間違いなくぼざろで結束バンドですわ。なんだこの理解度の深さは。最近では「解像度が高い」と表現されるらしいですが、まじでそのまんま。キャストのしゃべりもほぼアニメのまんま。その他舞台オリジナルの楽曲はありつつもアニメ版のBGMも多用し、押し入れより愛をこめてやその日入った新人より使えないダメバイトのエレジーなどの劇中歌も再現する念の入り様。キターン!で客席に眩しいライト飛ばすなや最高。

 2時間半の公演でアニメ1~8話までを端折り感なく再構成し、しかも8話ライブはアニメではカットされた3曲目入りの全曲フルサイズ。すげえよやってくれるぜ。

 演奏も凄かったんですが、特に虹夏のドラムが凄い。虹夏のドラム凄いぞ。

 全体的に満足感の高い公演でした。いやいいものを見た。

 

 なお詳細は様子はネット記事からどうぞ。

舞台「ぼっち・ざ・ろっく!」結束バンドが生演奏で会場揺らす、下北の街並みも再現(公演レポート) - コミックナタリー

こんなんボヤく以外ないだろ。

 昨日のエントリで先週の日曜日に大橋勇武のお別れ会に参列したことを書きましたが、同日夜にT-SQUARE和泉宏隆トリビュートライブがありました。

 配信ありライブなので、帰宅後ゆっくりしながらせめて癒しをと思っていたのですが、機材トラブルでまともに映像が出ず、途中からの配信スタートとなりました。この時点で相当ゲンナリしていたのでもう見るのは明日にするかと視聴を辞めたのですが、結局最後まで配信しきらずに打ち切りとなったようで。

 ライブ時間終了直後はアーカイブが視聴出来たのですが、アーカイブ動画も途中スタートの状態だったので、録画自体まともに出来てない可能性があるなと思っていたところ、早々に料金払戻しのアナウンスがありアーカイブも公開停止となったのでもはやアーカイブが無事である確率は相当低いだろうなと。

 本日ようやく正式にアーカイブ配信中止のアナウンスが出されました。映像の毀損ですって。バックアップ何やってんの。

 それなりに人数の見込めるアーティストのしかもトリビュートライブでこんなことが起こりますかね。いやトラブルは突然やってくるものではあると知ってはいるけれど。

 それにしても何故こんな理不尽な仕打ちが待っているのでしょうか。昨年末からまじで心休まるヒマがありません。

 このまま書き続けるとバリゾーゴンラッシュになりそうなのでこの辺でやめときますが俺はブルーノートを赦さないとだけ言っておきます。

大橋勇武が好きだった。

 日本のフュージョンシーンで活躍していたギタリスト、大橋勇、大橋イサム、あるいは大橋勇武(読み方は全部おおはしいさむ)という人が先日突然現世から旅立ってしまわれました。

 先週の日曜日の夕方、あらかじめ決まっていた他の予定を余所に置いておいて、お別れ会に参列してきました。

 4月20日の朝、訃報のツイートを目にしてからもうずっと彼のギターのことばかりを考えています。ここ10年ぐらい遠ざかっていましたが、彼の色気のある美しいリードプレイは今でも自分の中に生きていることを思い知らされました。

 最初に知ったのは、1992年タモリの音楽は世界だ!伊東たけし出演回のバックバンドギタリストとして。長髪ハードロックなルックスのアニキが短いながらも素晴らしいソロを弾いていました。今でもYouTubeで見られます。「伊東たけし marbles」でぐぐれ。

 次に知ったのは、1993年F1日本グランプリ前夜祭のテレビ放映で、T-SQUAREの面々をバックに従えた堂々たるソロギタリストとして。このアニキ見覚えあるぞ…!と前述の伊東たけしの録画を見直してやっぱり!となりました。今でもYouTubeで見られます。「Battle for the Championship」「Power Game 大橋勇」でぐぐれ。

 上記2曲は当時F1ブームに推されて発売されたコンピレーションアルバム「IMAGES -FORMURA 1 WORLD CHAMPIONSHIP-」に収録されています。廃盤につき中古でしか入手できません。

 翌年1994年、F1ドライバーアイルトン・セナがレース中の事故で他界し、F1と関係の深かったT-SQUAREから追悼アルバムが発売されました。「T-SQUARE and FRIENDS SOLITUDE」今でも買えます。「SALAMANDER」という故・和泉宏隆の曲で色艶めくリードプレイを披露しています。

 1997年、須藤満のライブアルバム「FAVOR OF MY FRIENDS」が発売されました。全曲で弾いています。「SUCCESS MOON」は彼の曲です。今でも買えます。

 1998年、遂にソロ名義のライブアルバム、大橋イサム「NO EDIT」が発売されました。当然全曲弾いています。曲数少ないですがインプロヴィゼーションだらけで演奏時間長めです。六本木ピットイン在りし頃、何度も彼のライブに足を運びましたが、まさに毎回こんな感じのステージでした。現在入手困難です。

 1999年、日本のスタジオシーンやジャズフュージョンシーンで活躍しているギタリスト達のオムニバスアルバム「SUPER GUITARISTS」に氏の曲「Scape Goat」が収録されています。ライブ終盤で演奏されることが多かった名曲です。「isamu ohashi scape goat」でぐぐれ。

 彼の活動に関しては松岡直也グループのギタリストとしてのキャリアが長いので、今から知ろうとするならそちらの方がてっとり早いかも知れません(松岡直也に関しては自分は追いきれてない)。

 

 彼の訃報に接し、関係者のツイートやブログを見る限りではここ20年ぐらいは健康を害していたらしいこと、無茶な飲酒を繰り返し依存症に陥っていたらしいこと、そのせいでプレイにも影響を及ぼし活動の場が縮小していたことなどが判りました。

 自分自身も10年前のブログでプレイにキレが無くなってきたな?と言及していました。今はもう見られない彼のウェブサイトでの日記を見る限り大分不摂生な生活をしていたらしいことは伺いしれたし、活動していたバンドもアルバムを出すと宣言していたにも関わらず消滅してたりもしたので、なんとなく察してはいました。

 

 訃報の案内ではお通夜と聞いていましたが、現地でお別れ会であり献花面会があることを知りました。

 お別れ会では彼は愛用のツールと共にありました。トレードマークのValleyArtsギターは柩のすぐ側に飾られていました。

 https://twitter.com/Isao1229/status/1650107211052642304

 享年55歳。いくらなんでも早すぎるでしょう。先輩ギタリスト達もまだまだ元気な人いっぱいいるのに。

 健康にさえ気をつけていれば活動の場をもっと広げられた可能性もあったかも知れなかったのに。

 それでもあなたというギタリストがいた事は生涯忘れません。

 さよなら大橋イサム。多分一番好きだったギタリスト。

探してたあの曲。

 突然サビのメロディーの4小節を思い出したんだけれどその曲知らないんすよ。

 どんな導入だよ。

 多分それなりにヒットして放送に乗った曲なんだろうなと薄らぼんやりと考えていたところ、今ならネットの力で探し出せるのではないか!と思い立ちました。

 とりあえずコードとメロディーをギターで弾いてついったで晒してみるか?とギターを弾いてみましたが、いやまずグーグル先生にお伺いを立てるべきだろうと。

 そしたらね、あったんですよ。鼻唄や口笛聞かせて探すツールが。

japan.cnet.com

 OKグーグルこの曲名を教えてくれ 口笛~♪

 は?藍井エイル?そんな最近の曲じゃないだろ…いやこれカヴァーかい。

 そしてオリジナルを見つけました。

.youtube.com

 

 こ れ だ 。

 めちゃ有名な曲だったんだな。

 いや知らんのかいと言われそうですがリリースされた1999年と言えばトゥルーラブストーリー2を狂ったように遊んでMIDIの打ち込みしまくってた年なので世間様のことはよく判らんのですわ。

 サンキューグーグル先生。なんか色々あって廃盤になってるらしいけどアマゾンさん1枚ください。