5年ぶりにラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに行ってきました。
今年のテーマは「パリ、至福の時」ということでフランスの作曲家が中心です。
その中でも、佐渡裕が長年首席を務めていたパリのラムルー管弦楽団と、以前のラ・フォル・ジュルネで聴いて気に入っていたポーランドのシンフォニア・ヴァルソヴィアが演奏するプログラムを2枠、2連続でコンサートを聴いてきました。
2つともラヴェルの曲をフィーチャーした演目で、ラヴェルだけでも亡き王女のためのパヴァーヌ、ボレロ、ラ・ヴァルス、ピアノ協奏曲ト長調となかなかのてんこ盛り。華やかでいいですね。
もちろんフランス音楽中心なんで、ラヴェル以外にもサン=サーンスやビゼーの曲なんかも演奏されました。
2つともなかなか充実した演奏でした。特にラムルーのアンコールがカルメン前奏曲だったんですが、演奏が終わりきらないうちに指揮者が退出→最後の1音と同時にオケ全員起立→指揮者舞台袖からオケに拍手というなんとも小粋な演出でした。この辺がフランス流というかパリ流なんでしょうか。
そうそうルセロ・テナというカスタネット奏者が出演したんですが、物凄い超絶技巧でした。パーカッションは奥が深いね。ついでに、楽器なんも出来ないけどタンバリンとトライアングルとカスタネットは出来るよ(へらへら)とか言う人が多いのを思い出して無駄にハラを立ててみたりもしました。
最後に物販コーナーですが、以前に来た時と比べて大分寂しい感じでしたねえ…。5年前はまだのだめ効果があったんでしょうけど、音響メーカーや楽器メーカーもぽつぽついる程度でした。ああNAXOSがいないだなんて…。