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全宇宙初演

 伝説巨神イデオン発動篇のラストシーンを飾る壮大な曲「カンタータ・オルビス」が30年以上の時を経てコンサート初演を行ったという記事をうっかり発見してしまい穏やかな気分ではいられない残暑厳しい8月の夜ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
 http://blog.livedoor.jp/cloudcityblog/archives/35655933.html
 イデオンという物語は最後カンタータ・オルビスを聴くためにあったのだと言っても過言ではないんですよ。
 死ぬまでに一度は実演で聴いてみたいですねえ…。


 ところでこの曲のイントロ部分は、合奏は梵鐘、合唱は読経、ティンパニのリズムは読経の際に鳴らす和太鼓か木魚を連想させる構成なんですが、これは曲が使用される輪廻転生シーンに併せて、仏教をモチーフにしているのではないかと常々思っていたのですが、すぎやまこういち御大によるとどうやらその通りらしいです。


 カール・オルフカルミナ・ブラーナを曲のルーツとしているそうですが、もしかすると黛敏郎の涅槃交響曲も参考にしたかもしれません。


 ともあれ見た目的にも名前的にも西洋人しか登場しないアニメにおいて、西洋音楽の文法で仏教を表現した曲を流すとは、今考えても野心的なアニメでしたね。


 カンタータ・オルビス
 


 カルミナ・ブラーナ
 


 涅槃交響曲