ゲーム音楽を専門に演奏する名目で立ち上げたオーケストラ、日本BGMフィルハーモニー管弦楽団が今年の4月いっぱいで解散したという事実を今更知ってうーんとなっているさよならを告げたくなるほど肌寒い夏の日ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
楽団の創立者かつ指揮者であった人のブログを読むと大体以下のようなことが起こったらしいですが。
1.ビジネスとしての音楽が第一目標の会社に乗っ取られた。
2.儲けは後回しでじっくりやっていきたい指揮者とは考えが対立し、指揮者解任。
3.楽団を一度解散し、指揮者&旧事務局&残ったメンバーで新たに活動開始。
うーん。
管弦楽団設立当初の理念的なものは現在の運営会社に引き継がれているようですが、代表者の挨拶はその辺の企業のページで見られる会社概要の挨拶文とさほど変わりませんね。音楽や文化などのキーワードで取り繕ってはいますが。
それとは逆に、今はもう読むことが出来ないBGMフィルの代表者挨拶は、ネットの海から断片を集めてみると基本的に音楽の話しかしていない。ああオーケストラのウェブサイトだったんだなと。
ちょいとばかし話が横へそれますが、昨今のオーケストラの経営事情というのはどこも大変厳しいもので、公共機関の助成制度や、民間企業の支援・寄付などでなんとか経営を保っている楽団も少なくないんですね。
そのような現状を鑑みるに、いっそ営利団体としてシビアに利益を追求しながらオーケストラをプロデュースしていくというのは、従来とは違うオーケストラ経営の形の一つなのかも知れません。
ただなんか気に入らないんですよね。はっきり言って。
いわゆる判官贔屓かも知れません。
今後はインディーズ的な活動を続けていくという旧日本BGMフィルの人たちの今後の動向が気になりますね。
あ、新団体JAGMOの方はどうでもいいです。
どうぞたくさん儲けてください。