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交響詩ワルキューレ・ストーリー

 「冒険」のCDが手に入らなかったので、気を取り直してオケアレンジものを。
 ワルキューレに限らず、一時期はオケアレンジものが出まくったなあ。そう、またオッサントークをかまそうってえ流れですよダンナ。あの時君は若かった。そして俺も。
 今はオーケストラさえも打ち込み&音源モジュールで済ませてしまうような世知辛い世の中ですが、80〜90年代はオーケストラと言えば生。打ち込みで済ませた挙げ句それを商品にして売ってしまおうなんて無粋な商売はほとんどなかった時代ですよ。ゲーム音楽に勢いがあったってのもありますが、色々なゲームの音楽がオケアレンジで出たのがこの頃です。
 しかし玉数が揃えば、出来不出来の差も出ようってものです。単に弦楽に置き換えただけじゃねーかとか、アレンジしすぎてリスナー置いてきぼりじゃねーかとか、まぁそんなのもありました。多くは語りませんがグラディウス・ファンタジアとか。
 そんな中、ワルキューレ・ストーリーは、「伝説」ブームも過ぎ去り、オケアレンジ乱発も落ち着きつつあった1993年にひっそりと発売されました。本当にひっそりと。
 っていうか売ってるのをほとんど見かけねえ。何件CD屋をまわったことか。見つけたら見つけたで、やはりショップの片隅にひっそりと置いてあるし。デカい限定版パッケージなのに背景に馴染みきっていた。他の店ではふとクラシックの棚を見ると、通常版がひっそりと置いてあった。売る方もこんな扱いですよ。


 長いので後半へ続く。