ドラマー宮田繁男氏の訃報に接して、久々にSUNNY SIDE OF ORIGINAL LOVEを引っ張りだして聴いていますが、やっぱりいぶし銀のかっこよさを感じます。
左手のゴーストノート＆プレスロールぱらぱらと軽妙なスネアワーク、音のスキマを埋めるがごとく16分のウラを入れてくる絶妙な右手のハイハットワークと、そのコンビネーションとも言えるバスドラムの足技がどんどこと、なんて気持ちのいいドラムワークなんだろうと改めて敬服。
一聴するとさらりと叩いているように聴こえますが、実際に叩こうとするとやたら難しいんですよ。
日本のスタジオシーンを支え続けた名手がまた一人旅立ってしまいました。こんなに寂しいことはない。
結局ご存命中に実演に触れたのは、2003年のクロスオーヴァージャパンでの、鈴木茂のバックで出演した時に聴いた1回きりでした。あとでDVD引っ張りだして聴きますかね…。
あなたのドラムが好きでした。ありがとう。
ところで宮田繁男氏と言えばやはり初期の、まだバンドだった頃のオリジナルラブのメンバーとしての活動が著名なものとなるのでしょうが、スポニチの記事ではファースト・インプレッションの活動にも触れていたのがナイスでした。
当ブログでもかつて一度取り上げたことがあります。
http://d.hatena.ne.jp/yoshihara999/20050506
久々に過去のブログ読み返すと文体の違いに驚きますね…。
