美味しんぼで山岡士郎と海原雄山が真の和解というニュースを読んだので、普段買わないスピリッツを買ってきました。
初期の美味しんぼを思い返してみると、和解などとはおおよそほど遠い人物関係と物語展開でした。
大体今でこそ厳しさと優しさを兼ね備えた人格者扱いの雄山ですが、登場初期は割とガチでクズでした。
しかも俗物の百科事典のような初期美味しんぼにおいて、なお一際輝くキングオブ俗物。
それが何故か4巻目ぐらいからデレを小出しにし始めて、10巻ぐらいからはすっかり人格者として定着。
山岡さんも山岡さんで、毎回これでもかと登場する俗物連中を、鋭利な刃でめった斬りにする御家人斬九郎が如くの勢いでボコボコにしてました。そりゃもうボコボコにしてました。すげえもうボコボコにしてました。
思えば遠くへ来たもんだ。
雄山がツンデレなのは今に始まったことではありませんが、読み終えてみれば山岡さんもとんだツンデレでしたねえ…30年以上かけた筋金入りの…。
まったくもって人生いろんなことがありますねえ…。