更新がないときはこちらをどうぞ。ただのボヤきですが。 https://twitter.com/Gustnotch1999

フリージアの少年

 時々ふと思い出す、そんな音楽の話です。

 その昔、兄が貸しレコード屋からアニソンのシングル盤を借りてカセットテープに録音しまくっていました。タイトルの曲はそのカセットテープの1曲目。よく聴いていました。

 志賀真理子フリージアの少年」

 アニメを見たことはなくても何故か曲だけはよく知っている。

 大変失礼ながら「知る人ぞ知る」レベルのアイドルだったので、当時シングル盤何枚かとアルバムが1枚だけリリースされ、後年CD化。絶版プレミア化。限定再販の後プレミア化と定期的に復刻絶版プレミア化が繰り返されていました。

 先日ふと思い出して検索してみると、なんと2年前にタワーレコードから復刻しているではありませんか。

 最近のタワレコは昔のアイドルポップスのアルバム復刻に力を入れているらしいことは知っていましたが、ピンポイントで攻めてきましたね…。

 個人的に手元に置いておきたい音源だったので、タワレコ通販で買いました。

 当時発売されたアルバムには既出のシングル盤は収録されなかったせいか、再発で存在している限りのシングル盤もボーナストラックとして追加されまくりでもはや某社のゴールデン☆ベスト状態です。

 通しで聴くと懐かしい香りがしますね。あの頃の音だ…。

 そして優しい歌声と抜群の歌唱力。個人的に善し悪しに関わらず歌唱力の話はあんまり好きじゃないんですが、志賀さんは19歳の時に事故で夭折されてしまい、ただひたすら失われてしまった歌声が惜しい。

 つまりこのアルバムは遺産です。定期的に再発されるということは長く聴かれていることの裏返しでもありましょう。

 最後にYouTube貼っときますね。

 フリージアの少年 / 志賀真理子 - YouTube

Off Course 1982.6.30

 オフコースの1982武道館ライブのCDが出てたので買いました。

 いやもう随分前から映像ソフトとして存在してたのがCDになっただけのアレなんですが、40周年記念リリースとかなんとか。

 随分前からDVDで持ってはいましたが、これでCDからPCに取り込んでより気軽に聴けるようになったと言うわけです。まあDVDから音声だけどうにかできるんちゃうんかいという話はとりあえず置いておいてですね。

 節目節目に武道館ライブのソフトが手を変え品を変え発売されるのもどうかという気はしますが自分のようなオッサンがつい買ってしまうので致し方のないことですね。

 このライブ自体がオフコースというバンドにとっての節目だった(5人編成での最後のライブだった)ことを考えると、残されたライブ音源がとても特別なものに感じてしまうのもやはり致し方のないことなんですわ。

 これ書きながらちょっとだけ聴こうかなとうっかり再生したらもうずるずるとひきずりこまれて、もう1枚目が終わろうとしています。やべえな。

 https://twitter.com/Gastnoch/status/1558762191033028608

ドルアーガの塔と俺

 今日はアーケード版ドルアーガの塔が稼働開始した日らしいです。

 出会いはファミコン版だった。

 デモ画面見てもタイトルと英字ストーリーがスクロールするだけでなんだかよく判らんぞ。

 ゲームを買ったという友人宅で遊ばせてもらうも盾の概念が理解できず5面で全滅。

 全60面?いやいや無理っしょそんなんゲームは1日1時間だぜ。

 でも面白いし曲はなかなかかっこいいし欲しいな…。

 結局買わずに借りて遊び倒しました。

 

 そして時は流れた。

 アーケード版を初めて見た時の衝撃たるや。

 なんじゃこの重厚なサウンドは!ファミコン版うるさすぎだろ!(1オクターブ高い)

 なんじゃこの繊細美麗なグラフィックは!武装アイテム取るたびに少しずつ見た目が変わってる!あと敵の剣士ちゃんと抜刀納刀してる!

 テーブル筐体全盛期の頃、他人のプレイを横から眺めたり、上級者には大勢のギャラリーがついたりするのは当たり前の時代でした。当然自分はギャラリーの側でしたが。  

 ファミコン版では攻略本読みながらコンティニューしまくってなんとかクリアできた自分でしたが、ゲーセンで宝箱出現のカンペを見るでもなくしかも1コインでオールクリアするプレイヤーがいるのを見て人間ここまで1つのゲームを極められるものなんだなとか。

 

 さらに時は流れた。

 プレイステーションの登場により、90年代初頭のアーケードゲームさえもがほぼそのまま家庭で遊べるほどのスペックになった頃、そいつは登場しました。

 ナムコミュージアム。プレステにおける私的キラータイトルでした。これは買いました。ええ買いましたとも。

 ドルアーガの塔はVol.3に収録され、画面比構成の問題からまったく同じとはいかなかったものの、グラフィック!サウンド!すべてアーケードレベル!

 死ぬほど遊びましたね。死ぬほどコンティニューして。

 ハードの進化をあれほど感謝したことはなかったと思いますね。

 今思えば、あんなプレイヤーを情け容赦なく突き放す尖ったゲームをよくアーケードで稼働させようと思ったよなとか。当時のプレイヤーは気骨があったんだろうなとか。

 そんなことを思い出した1日でございました。

 

 余談ですがファミコンドルアーガの塔が我が家にやってきたのは、Switchのナムコットコレクションを買った時だったので割と最近です。

サンダーセプターと俺

現在購入出来る家庭用ゲーム機にはダウンロード販売のみのタイトルが多数あるんですが、その中で過去のアーケードゲームを復刻移植する「アーケードアーカイブス」という自分のようなオッサン御用達のシリーズコンテンツがあります。
過去にも色々なゲームを復刻してきた同シリーズですが、なんとサンダーセプターが復刻されました。これまで家庭用に一度として移植されたことのないサンダーセプターですよ。
ポールポジションの筐体とスターウォーズのコントローラーを組み合わせたある意味リサイクルコンテンツのサンダーセプターですよ。
自分の住んでるエリアじゃ全く見かけなかったためその存在すら知らず、オールアバウトナムコIIで初めて知ったサンダーセプターですよ。
イシターの復活聴きたさに買ったナムコゲームミュージックVOL.1に収録されており、ついでに聴いたらあまりの格好良さになんでこのゲームがこの辺にないんだ!と歯ぎしりしたサンダーセプターですよ。
忘れた頃に近所のダイエーセガ直営ゲーセンに入荷したと友人から聞いてその日のうちになけなしの100円で遊びに行ったサンダーセプターですよ!
より正確には3DサンダーセプターIIですよ!!
当時50円ゲーセンが遊び場だった自分にとって、100円払わないと遊べないというのは容易ならざる決断が必要でした。ゆえに多分片手で数えるほどしか遊んだことがありません。
ああそれが、それがご家庭で好きな時に遊べる。遊べるんだ。
いつぞやのナムコ音楽オーケストラコンサートではゲストで来ていた作曲者の中潟憲雄氏に握手を求め、源平も好きですがサンダーセプターむちゃくちゃ好きです!と伝えたこともありました。こんなオッサンですいません。
そんなわけで新曲入りサンダーセプター、ほぼ毎日遊んでます。2面さえクリアできないへなちょこシューターですが、なんせ曲がイイ。とにかく曲がイイ。
ありがとうアーケードアーカイブス!長生きはするもんだな!!

トップガンマーヴェリック

 トップガンマーヴェリック見てきました。

 普段洋画なんて一ミリも見ない自分ですがこれは是非とも見たいと思っていたんですよね。80年代育ちの特にヲタクにとってトップガンというのは多かれ少なかれ影響を及ぼしているコンテンツなんですよ。

 もうお分かりですね。そう、アフターバーナーです。あ、アフターバーナーを当然知ってる前提でしか話しませんので。

 映画が先かゲームが先か、そんなことはどうでもいいのです。両方とも知っているはずであり知らないはずなどないはずなのです。なんなら両方サントラ持っています。

 ならば!

 見に行くしかないじゃないか!

 上映開始。

 ただのトップガンじゃねえか!(狂喜乱舞)

 主役戦闘機こそF/A18ですが紛れもなくトップガン

 理屈抜きで面白いです本当に。

 わざわざブログ書いといて言うのもなんですが語るだけ野暮ってもんですわ。

 80年代育ちの紳士淑女諸君はさっさと見に行くように!

 吹き替えが空いてておすすめだぞ!(※個人の意見です)

一周忌

 和泉宏隆が世を去ってちょうど一年が経ちました。

 先日ブルーノート東京でメモリアルライブが開催され、その配信を見たんですが、アンコール最後の曲がケープライトでした。これは2003年の厚生年金会館での演奏ですが、やはりこの曲はいいですね…。こういう寂寥感のあるバラードこそ和泉宏隆の真骨頂だったと思うんですよ(個人の意見です)。

 なんか色々書こうと思ってたんですが、書けない。

www.youtube.com

WEST SIDE STORY(映画)

昨日WEST SIDE STORYを観に行ってきました。
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/westsidestory
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これまで数えるほどしか洋画を観に行ったことのない自分ですが、これは特別と言ってもいいでしょう。

かつて高校生だった頃、吹奏楽部のコンサートでやると言うので、なんだかよく分からないまま演奏させられたという実に中身のない出会いだったわけですが(当然ミュージカルも映画も観たことがなかった)、これが切っ掛けで今でも折に触れて聴き続けている音楽なんですよ。

そう、当時の自分にとっては何もかもが新しかった。なんだこのリズム。なんだこの和音。なんだかよく分からん。分からんが格好いいぞこれ。

レナード・バーンスタインの音楽に魅せられた自分は、高校生程度の小遣いで買うには高過ぎる2枚組CDを買って聴き、大人になってからは映画のDVDを買い、オッサンになってからは劇団四季のミュージカルを観て、そして今年新たに映画化され公開されたものを観たわけです。
どんだけ好きなんだよ。

ここまで音楽の話しかしていませんが、ストーリーも好きですよ?憎しみの連鎖で結局は不幸になってしまう。そうなって初めて歩み寄れるようになるラストシーン。やるせないですね。

そうそう今回吹き替え版の方を観たんですが、歌唱シーンはオリジナル音声という昔ながらの手法だったんですが、声的に切り替えにあまり違和感は感じませんでした。
ただミュージカル版は全編日本語ですし、サウンド・オブ・ミュージックの最新吹き替えのように歌唱シーンも丸ごと吹き替えてるものもあることですし、それにならって全部吹き替えても良かったのでは?とは思いました。

最近の映画のような高精細なCGによるスペクタクルなんかはまったくありませんが(当たり前だが)、当時のアメリカを再現した異様にリアルなセットと演者の熱演、キレッキレのダンスシーンと見所聴き所満載です。
さあみんなすぐに観に行くんだ!