BDを購入するまで10年ぐらいまともに見てなかった耳をすませばですが、何故かというと、
飽きた。
見てる途中に寝落ちしたのに気がついて、惰性で見るぐらいなら見るのをやめてしまおうと。
好きな映画なのに、自分の中で劣化していくのが許せなかったんですよね。
そしてDVDや金曜ロードショーの劣化画質にも我慢ならなかった。
だから今回色調もまともなハイビジョン映像が出たのは本当に嬉しかった。
それにしても不思議な魅力のある映画です。
雑多な東京の風景も、足を止めてよく見てみると案外悪くないよねとか。
猫を追いかけないにしても、小さな冒険はいろんなところに潜んでるのに気付いたりとか。
古楽器や小編成アンサンブルでさらりと軽快に演奏したかと思えば電子楽器の打ち込み音楽が流れるサントラとか。
あとはまあジェットコースターみたいな恋物語とか。
人生説教とか。
好きなだけじゃダメなんだとか耳が痛いね。
もっと早くこの映画に出会えていたら違う人生もあったのだろうかなどと新入り社会人の頃に思いを馳せてみたりするバカ暑い8月の夜長ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
俺も西司朗みたいなジジイになりたい。