昔録音したカセットテープのデジタル化をいそいそと行なっております。
かれこれもう10年以上前のテープなので、音質はもうへろへろなのでした。
これだからアナログメディアは嫌です。
どうやるかといいますと、用意するものはカセットテーププレイヤーとPCをつなぐコード。これだけなんですが、肝心のテーププレイヤーが問題です。もっと言うとプレイヤーの再生速度です。
カセットテープの何が嫌かというと、各メーカー、モデルによって再生速度がかなりいい加減なところです。これがもう嫌で嫌で。テープ再生速度の標準値というのはきちんと定められているはずなのに、何故こうもテキトーなのでしょうか。特にパナソニックの再生速度は尋常でない早さだったと記憶しております。なんかキーが違うんだけどーぐらいの勢いで再生してくれます。
思い出したらだんだんハラが立ってきました。テープに関する文句を語りだすときりがないシャブスキーモードなのでこの辺で。
録音に使用したデッキで再生するのが手っとり早いのですが、すでに過去の物なので、代わりのものを探さないといけないわけです。しかし録音に使用したデッキと同じ速度で再生してくれるプレイヤーを探すのは到底無理なので、可変速機能搭載のものを選ぶわけです。会議の録音、議事録作成を前提としたプレイヤーがそれです。安いのはモノラル出力しか出来ないので、わざわざ高いステレオ出力仕様のものを購入しました。
これが4年ぐらい前の話です。
そしてようやく貴重なエアチェックテープをPCに取り込む作業を開始したというわけです。
しかしですます調で書くのは疲れますね。やめます。
で、早速そいつを聴きつつ取り込んだわけだが、左チャンネルの音がどんどん先細りになっていったりして、テープへの怒りがひとしきり燃え盛った。仕方ないので波形編集ツールでボリューム調整。ついでにマキシマイズで全体の音量レベルを上げて、再生前後の無音部分を除去して仕上げ。ノイズゲートかけようかと思ったが、これ以上音を細くしてもしょうがないので断念。
これでいつでも10年前の濃厚な演奏でトリップ出来るというわけさ。マーヴェラス。