原盤。
マスターディスクとかマスターテープとか呼ばれているもの。
つまりCDを生産する為の、大元のディスクとかテープ。つまり録音物。
原盤権。
すげー大雑把に言うとCDを生産して販売する権利のこと。
音楽制作には多額の費用がかかります。
ついでに売るためにはこれまた多額のプロモーション費用がかかります。
その費用を負担するからCDを生産販売する権利を下さい。
というのが音楽ビジネスにおけるアーティストとレコード会社の関係。
例外はありますが。
アーティストはレコーディング費用もプロモーション費用も負担して貰えて、
かつCDが売れれば印税も入ってくる。
レコード会社は録音物をゲット出来れば、費用も回収出来て儲けもでちゃったりする。
本来Win-Winな関係のはずなんですが。
結局原盤権握ってるやつが一番強い。
手を変え品を変えリマスター再発やら未発表音源追加収録やらベスト盤やら発売出来る。
何故ならそれが権利だから。
常々EMI氏ねと思ってましたが、よくよく考えたらユニバーサルも悪辣なことやってましたね。
特にクラシックの分野で。
売れ線のディスクは価格改訂仕様変更で何度でも出し直す。
例:カルロス・クライバー ベートーヴェン交響曲第5番&第7番
リマスター盤
リマスター盤&CD EXTRAカタログ入り
SHM-CD盤
ハイブリッドSACD盤
単層SACD盤
ガラスディスク盤
ここ10年ぐらいで国内流通で入手できる種類。悪辣過ぎて涙も出ません。