と言えば。
牧野アンナは今何やってるんだろうか?
そんなことはさておき。
今は亡きアポロンから出てたドラクエIIのレコードはそりゃもうアホみたいに聴きこんだものですよ。今思えばゲーム音楽アレンジ物に味をしめたのはあれが原点ではありますな。
以前もちょっと書きましたが、この音源、他のドラクエオケものとは一線を画しているというかむしろ変です。
ジャケットにはこう表記されております。「演奏:東京弦楽合奏団他」この「他」が味噌で、M1のドラゴンクエストマーチでオケがドジャーン!となったと思いきや、M2のLoveSong探してではいきなりドラムにベースにエレキにソプラノサックスでズキュゥゥン!と来たもんだ。M3の王城では室内楽を聴かせ、M4の街の賑わいでは再びM2同様ポップス路線。ローズピアノまでなってやがりますよ。
オケ→ポップス→オケ→ポップスと終始こんな感じで入れ代わり、その比率5:5。ポップス曲ではいわゆるオケ楽器は伴奏か2コーラス目で出番と言った調子。
他のドラクエオケはクラシック路線なのに、このアポロン版IIだけはイージーリスニング路線です。なんせエンディング曲たるこの道わが旅では、リズムセクションにのってドラマティックにピアノが歌い、転調後は昼メロ的えろいトランペットがソロを奏でるといった調子ですから。
しかし敢えて言います。
だがそれがいい。
俺にとってドラクエIIと言えばこの音源以外にあり得ないのです。なんせ俺的オリジナル音源ですし、ある意味超個性的なアレンジですから。機械→人力演奏コンバートで感動したのもこれが初めてだった気がします。
その後ドラクエは交響組曲と銘打ってフルオケを使ったクラシック路線へと進むわけですね。
ところでこのアポロン版II、全くと言っていいほど再発されませんね。いやIもですけど。現在入手できるのはロンドン・フィル演奏のフルオケ版のみで。
まぁクラシックオーケストラの体面を保っているIはともかくIIはねぇ。今更この路線の音源が出たところで、フルオケに慣れたドラクエリスナーから総スカン食らいそうですけど。
と、世間様はまだまだVIIIなんでしょうが、今日はドラクエIIの話ということで。
っつーか自分で書いておいてなんだが長え文章だなオイ。