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おっとマイケルの悪口はそこまでだ。

 マイケル・ジャクソンの訃報から1ヶ月経過してようやくトップニュースに下らない見出しが乗らなくなって少しばかりほっとしている昨今ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
 整形しすぎの漂白肌の薬物中毒で死んだとか根も葉もない下らない妄想で俺の敬愛するマイケル・ジャクソンを貶めている日記を見かけました。恐らく同じような印象しか持っていない人達は未だ少なくないと思います。
 仕方ありませんね。
 テレビも雑誌もネットも歪んだ適当な情報しか垂れ流してこなかったし、どうせ自分達に火の粉が降りかかる事もないでしょうから好き勝手叩き放題叩いてきたわけですから。


 前々回のエントリで書きましたが、全部ぐぐれば出てくる事です。
 しかしそれでは俺の気が済まないので、改めて反論をブチ上げてみます。
 今日はいつになく長文なので気をつけてください。


1.整形
 マイケルの公式発言では、鼻を2回。嘘付けコラと言う人も多いと思われます。
 実際90年代に入ってからかなり印象が変わりましたが、昔の写真とよく見比べてみても、鼻以外は特に極端に変化したようには見受けられません。これはアイシャドーやルージュなどメイクするようになったからだと思われます。さらに眉毛もきっちり整えて書いてあります。
 あとメディアに掲載される写真がいちいち変顔だったりします。またかなりの小食なので、ツアー前後以外は頬がこけ落ちてる写真も多いです。
 つうか他人の顔がどうこう言う前にまずマン・イン・ザ・ミラー。


2.肌の色
 白人への憧れをして自身を漂白して白くなったとか言う意見についてはもうアホかと言うほかないですね。
 尋常性白斑という名の病気で、色素が欠落する皮膚病の一種です。
 マイケルはこれが全身に広がってしまうタイプの人だったようです。人前に出る仕事ですので、ファンデーションで色を合わせていたようです。白斑が少ない頃は黒ベースで合わせてましたが、全身に広がっていくに従って白ベースで合わせるようになりました。
 これに関してはインタビューや実際の写真での動画がようつべやニコニコにあるので、「尋常性白斑」で検索をかけてみるとよいでしょう。ここに直接貼ってもいいんですが、何故か動画が消されてしまうのが多いので貼りません。
 90年代には完全に白ベースになってしまい、顔だちは黒人なのに肌が白いというのが殊更違和感を抱かせる原因になり、整形の件も相まってあらぬ誤解を受けてしまったわけです。本人も沈黙してた時期が長かったですからね。
 しかし「こんな話はうんざりだ。黒か白かなんてどうでもいいだろ。」とブラック・オア・ホワイトで語ってます。
 そしてこの事を知っていれば「肌の色が変わってからは・・・」などという傲慢な台詞は言えなくなるでしょう。


3.虐待疑惑
 2回ともマイケル側の疑惑に関する証拠なし。原告側はいわゆるゆすりたかりの類であったことの証拠あり。
 1993年示談。2003年10の起訴内容についてすべて無罪。
 その他1400件ぐらい金銭目的で起訴されてますがすべて勝利。
 これこそ調べればすぐ判る項目なのに「やっぱりやってると思う」とか言ってる人はなんなんですかね?
 この項目はもう書くのも嫌なのでウィキペディアでも見てください。ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス。
 1993年はこちら。
 2003年はこちら。


 ここに書いた内容も、結局はファンが良い方向に解釈しただけのことだろうと言われればそれまでかも知れません。
 しかし。
 良い情報と悪い情報があって、何故悪い情報を優先的に考えてしまうんですかね?


 ともあれ、この1ヶ月間でマイケルのCD・DVDが飛ぶように売れてるようです。
 これをきっかけにマイケル・ジャクソンがどういう人だったのか、知ってくれる人が増えてくれればファンとしても嬉しいし、誤解も解ければそれはきっとマイケルも喜んでくれるのではないかと考えてしまうのです。


 最後にマイケルを知るにはこのCD。アフィは貼りません。
 「キング・オブ・ポップ ジャパンエディション」
 2,000円未満で買えるメガヒット曲満載のCD。
 それからお金に余裕のある人は上記のCDではなくてこちら。
 「エッセンシャル・オブ・マイケル・ジャクソン
 2枚組でジャクソン5時代の曲も入ってる上に最後のシングル、ワン・モア・チャンスも入ってます。
 個人的にはエッセンシャルの方がオススメです。