えれー久々にシエナ・ウインド・オーケストラのCDを買ってきました。
タイトルは結成20周年記念コンサートLIVE。
まだ若いオーケストラだと思ってたんですが結構年数重ねてたんですねえ。
ライナーノーツ読んで驚いたのは、結成直後にスポンサーの支援打ち切りで解散の憂き目にあってたこと。
そして佐渡裕を呼び寄せたことで徐々に立ち直って行ったこと。
佐渡と言えば長年フランスのオーケストラの首席を努めていたんですが、
そこも廃業寸前だったのを立ち直らせたはず。
最近も解散の憂き目にあったのが、奇跡的にスポンサーの支援継続が決定したとかで現在も存続中。
オーケストラ再建請負人か何かですか。
ともあれこのディスクの内容はとても充実しておりました。
このディスクでしか聴けない、シエナのための新曲が3曲も入っていること。
過去のディスクにも収録された吹奏楽の古典的名曲がライブ盤で新たに収録されていること。
8曲中6曲が吹奏楽オリジナル曲なのもポイント高いです。
そして相変わらず驚異的なアンサンブル。常設のオーケストラは違いますな。
よい買い物をしたと思えました。
一方ついうっかり買ってしまったもう1枚のディスク、チャイコフスキー・オン・ブラスですが、
演奏の良し悪し以前にやっぱ管弦楽の編曲物は吹奏楽じゃ厳しいよねという認識を新たにしました。
まぁ管弦楽の編曲物にも良いものはあるんですけれど、
チャイコフスキーなんて弦楽器の持てる哀切的な響きを最大限引き出しちゃってるようなのだと、
管楽器じゃとても太刀打ちできませんわな。